劇団コーヒー牛乳感激日記~最終章、そして伝説へ~

前回までのあらすじ。

一人、東京の小劇場へと単身乗り込んだ、原田。東京がなんだ!小劇場がなんだ!と意気揚々で突入したが、
まさかの満席で門前払い。くそー、鹿児島の田舎仁にゃ芝居すらみせてもらえないというのか・・・

そう思っていたが、劇団コーヒー牛乳さんの優しさと、心遣いがきらりと光る。

まさかのオペ席での観劇。

こういうめぐり合わせのよさが原田がずるいと言われる由縁なのであろう。

詳しくは前回の日記

劇団コーヒー牛乳感激日記2~あんたらホットコーヒーだよ編~

劇団コーヒー牛乳感激日記

をご覧下さいな。

さて、オペ席の横にそばちょこんと座るオレ。
すでに芝居は始まっており、音オペさんは、真剣な表情でオペ中。
なるべく自分の存在を消して観劇です。

まずは、会場。やはり満席!!
小劇場だけあって狭いですが、そこにぎゅうぎゅうに客席が詰め込まれてます。
舞台も、袖がないので、役者さんも客席の出入り口からの登場になります。

しかし、オペせきの真横で舞台を見ながら、客席も見渡せるこの席、
東京の小劇場を体感しよう!と思って来た僕には、逆にめちゃめちゃいい席で
みさせてもらいました。特等席でした。

さてさて、肝心の舞台なんですが

めちゃめちゃ面白い!!

すいません、演出家なのに何のひねりもなくて。

や、言葉には上手くできないですが、本当に面白かったんです。

男7人でとにかく暴れまくる。踊りまくる。
そのダンスも軽快でコミカルで、
芝居の内容がすぐに伝わってくる感じ。

舞台は、とある兄弟の小学校の頃の思い出なんですが、
出演者全員子供役で、とにかく狭い舞台を余すことなく走り続ける60分。
ドストレートで、熱い。とにかく熱い。

いやね、実は僕、小劇場ってそこまでいい感情を持ってなくて、
今まで何度か小劇場芝居を東京やらで観たんですが、
狭さを活かせてなかったり、対面舞台で客席とも近いのに、
観てるうちに逆に遠く感じたり、そんな舞台が多かったんですけど、
今回初めて小劇場の良さを体感しました。

客席を巻き込んでいく熱量。

すさまじかったです。

純粋にこういう舞台を創りたいなーと思いましたね。

とっても悔しいですね、はい。
でもこれはいい悔しいです、はい。

負けてられないですね、はい。

動いても動いてもぶれない体の芯とか、
すごい稽古されてましたし。

もう、箇条書きの感想になってしまいましたが、
やー、とにかく面白い芝居をありがとうございますです。

でも、劇団鳴かず飛ばずも今度凄い舞台を創るんですよ。
東京にも負けないめちゃめちゃ面白い舞台になる気配があるので、
とにかく、お楽しみに!!観に来て!!
んじゃ。

画像はポテト。
そう、話とは何の関係もないただのポテト。

あえて絡めるなら、
劇団コーヒー牛乳さんはまるで
ポテトのような芝居だな、と
外はさくさく、なかはふっくら、
みたいな?